ヤドクガエルのパルダリウムケージの長期維持レイアウトセッティング第3回

ヤドクガエルのパルダリウムケージに必須である排水の仕組みと必要性について記事にします。
ヤドクガエル用にパルダリウムケージを作る!!
ケージ全体の視認性をよくレイアウトしよう!
視認性が重要な理由はいくつかありますが特に重要なのは2つです。
・カエルの状態をいつでも観察できる
・ケージの汚れ具合の観察
ケージの中がジャングルになっているとカエルの状態がわからないんですよね。
難しいことを抜きにして、今お腹が減ってるか、痩せてるかは誰が見ても簡単にわかるんですよ。
見るべきポイントはお腹と背中。
上から見てお腹が膨らんでたら満腹
背中が骨張ってたら痩せすぎで栄養が足りてません
毎日餌を残すぐらい与えたらカエルの栄養は気にしなくてもイイですが。
ケージ内で補食されなかった餌が死んで環境は悪くなるかもしれません。
餌の量やタイミングは慣れるまでは多めで与えて、カエルの体格の観察が出来てきたら少しだけお腹が減ってるぐらいがイイと思います。
パッと見でケージの汚れ具合がわかるメリットは、すぐに糞をピンセットで回収できますし、藍藻の発生を早めに確認できるのが大きいです。
ケージ内のバランスが悪くなってるのってカエルが病気になってから理解しても遅いですよね。
経験や知識でしか分からない事が多いのですが(自分も知識が足りていないので日々勉強してます)藍藻は毒を発生させる種もありますし誰が見てもわかる環境の富栄養化です。
拭き取ってあげつつ原因を解決しましょう。大体が植物と糞のバランスが悪くなってるので糞や汚れを人力で取り除きましょう。
視界が悪いと、せっかくの改善できる簡単なサインも見落としてしまいます。
排水問題について
排水に関しては以前軽く触れましたが自分は乾燥気味の管理をしているので一度もしていないです,,,
地面に水をガンガンまいて汚れを水に溶かし底にたまった汚れた水を全て排水するのがメンテナンスとしてはイイと思うんですが。
結構大変なんですよねコレ。
水が溜まらない飼育をしていたら必要ないんですが、水が底に溜まる環境で飼育している場合は何らかの方法で排水しましょう。
植物が枯れるし最悪は環境悪化で皮膚病コースです。
底に溜まった水を抜くには排水機能が付いたパルダリウムケージか自分でガラスに穴をあけて排水機能を自作する事もできます。
ただ排水機能付きケージも自作もハードルが高いのでオススメは塩ビパイプをケージの中に予め仕込んでおいてそこからスポイトで水を吸えるようにしておきます!!
塩ビ管の下側にはノコギリとかで適当な切れ込みを入れておきましょう、底にピッタリくっついちゃうと水が塩ビ管の中に入ってこないので注意です。
いや、見栄え悪いですね(笑)
初めのうちはミズゴケを被せて誤魔化していたんですが今は剥き出しです!
その後に他の方法を知ったんですが水入れの下に仕込めばよかったんですよ・・・・
水入れより少し小さい塩ビパイプに蓋ををする形で水入れを置けばいいんですよね。
何でパルダリウムをセッティングする前に気がつかなかったんだろう…
次に仕込むときは自分も水入れの下に仕込みます!!
(この記事のアイキャッチみたいな感じです)
塩ビパイプはホームセンターで買った方が安いので近所にあったらなんかのついでにホームセンターでゲットしましょ。
スポイトも安価な物が売ってます。
この仕組みは少しだけ面倒なんですが必ず入れておきましょう。
使わない可能性もありますが、必要な時にこの仕組みが無いとレイアウトのリセットになってしまいます。
終わりに
排水と視認性について記事にしましたが次回で実際のセッティングの手順を書いてこのシリーズはおしまいです。
実際のセッティング自体は簡単な記事になると思うんですがセッティングする前に何故でそうしているか?って事を少しでも理解しておいた方がいいと思っていろいろ説明記事を書きました。
-
前の記事
パルダリウムでヤドクガエルを飼育するセッティング第2回 2020.03.21
-
次の記事
ヤドクガエルのパルダリウムケージの長期維持レイアウトセッティング最終回 2020.03.26