知っておかないと危険なヤドクガエル飼育時の温度管理について

知っておかないと危険なヤドクガエル飼育時の温度管理について

ヤドクガエルを飼育する時に大事な管理の一つである温度について簡単に説明します。

 

生き物を飼育する時に温度について調べると思うんですが意外と勘違いしやすいんですがどうでしょう?
20~30度って書いてあったら25度ぐらいで飼育したりしていませんか?

ヤドクガエルを飼育する時に考えなければいけない温度について

動物を飼育する時に温度について数字より先に考えないといけないのは変温動物と恒温動物どちらを飼育しているか?です。

 

変温動物は体温が決まっていて、変温動物は環境に温度が左右される生き物ぐらいの認識なんじゃないでしょうか?

 

変温動物を飼育する場合は少し踏み込んで温度の変化が大切です。
昼は暖かいし夜は寒いのが普通ですよね?

 

ヤドクガエルを飼育する時に必要な温度変化の考え方

 

なんで温度変化が重要か?って話ですが簡単な話で最悪カエルを殺してしまう可能性があるからです。
変温動物は環境の温度が体温になりますが、体温で体の状態が変わります。

 

体温が高い時
活動的に素早く体を動かせる

内臓が動いて消化吸収能力が上がる

 

体温が低い
体の動きが鈍くなる

内臓の消化吸収能力が落ちる

消費エネルギーが低く体を休めれる

 

簡単に書くと、こんな感じ!
コレを見て体温を高く保ち続ければよくね?って思ったら少しヤバいです。

 

変温動物が体温が高い時って臨戦態勢でダッシュしてるみたいなイメージなんですよ。
なので温度が高い状態が維持されると体が休めなくてゆっくりと消耗していきます。

 

逆に温度が低すぎると食べたものが消化できずに栄養が吸収出来なくて下痢になったり、最悪はお腹の中で食べたものが腐ってしまいます。

 

神経質になる事はありませんが温度が低い時には餌は少な目にしないといけません。もちろん餌が少ないとそのうち栄養が足りなくて餓死します。

 

よくヤドクガエルの飼育で温度管理もシッカリしてたのに突然死してしまいました・・・みたいなことを言うのは大体これじゃないかな?
突然死ぬことはありますが飼育下の動物を殺してしまった時には必ず理由がある事を覚えておいて下さい。

 

ヤドクガエルの飼育下での温度変化のつくり方

じゃあ実際にどうやって温度の変化をつくるのか?ってなりますが自分は2パターンあるかな?って思ってます。
簡単なのはパネルヒーターをセットする場所を片側にして温度が高い所と低い所を作るのが楽かな?って思います。

 

ケージが細長いと自然に温度の差が出来て楽チンです!
偏った場所にパネルヒーターをペタッと貼るだけです、温度調節もしてくれるので便利ですよ。

 

自分が使ってるGEXのレプテリアクリア450スリムだと何にも考えなくても温度が22度の場所と28度の場所が出来ます。
観察していると寝るときや休む時は温度が低い所でジッとしています。

ベストなのはタイマーで温度管理する方法です。
少しだけハードルが上がりますが部屋ごと温度管理するならコレがいいと思います。
温度変化は時間で変えるのが自然なのです。

終わりに

 

今回はヤドクガエルの温度管理について記事にしましたがどうだったでしょう?
ワリと見落としがちな所なのでシッカリ気を付けてあげてください。

 

温度の高い低いを細かく気にするよりシッカリと温度の変化をつけてあげましょう。